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内容紹介 |
OSSは諜報機関であるため、諜報部門と戦略工作部門とに大別され、、、組織的には、戦略工作部門→MOモラル工作隊→プロパガンダ部門。 MOモラル工作隊の目的 敵国の内部で内紛、分裂、混乱を扇動し、拡大させる 敵の協力者の信用を落とし、敵支配地区の住民、官民の抵抗意識を喚起し、抵抗を高揚させ、反乱を起こさせる 敵支配地区での上記目的の手助け 敵の武装勢力の内部での士気の低下と反乱の奨励 他のOSS部門(特殊工作隊、秘密諜報部の手助け) 具体的な手段 秘密自由放送局 実際には、連合国が行っているが、敵国のレジスタンス集団が行っているように仮装したもの 偽造文書 偽造ビラ 連合国の公的な関与とは見分けがつかなようにする 昭和19年6月サイパンが陥落すると,米軍は翌年4月から日本全土に向けて,日本国内の反軍勢力を装った謀略放送を開始した.日系人が担ったこの放送「新国民放送局}は終戦の2日前まで計110日間に及んだ.アメリカの情報公開法により扉が開かれた一次資料を駆使して,思想戦・宣伝戦といわれる第2次世界大戦の影の部分に今初めて光が当てられる. @日本の敗戦は不可避である A軍部を打倒するのは、愛国的な日本人の努め そして、十分な尽力、資源を残し、速やかに降伏し 新しい民主日本の形成を B共産主義の主張、ロシアを刺激する内容はつくらない 放送内容例としては @延安レポート、野坂参三+日本兵捕虜。、手紙、日記など実情の放送。 Aドイツ降伏、沖縄戦etc。 B従軍慰安婦の登場 前線への輸送船で 「慰安所で働くということ」 「私は、看護の経験や知識がないのに看護婦になりました」 「つい昨日、兵士や船員がわたしたちをニヤニヤ見てながら、売春婦だと話していましたが、、、どうか、本当のことを教えてください」 そこで、率直、かつ詳細に慰安婦について志っていることを洗いざらい話した、、、 C前線遺棄兵士の手記、妻から夫への手紙 また、中国戦線では、中国語のブラック・ラジオが コロンビアプロジェクト チャーリ作戦(広東向け広東語) ウィリアム作戦(武漢向け) ハーミット作戦(南京向け) 企画されたものとしては、 鹿地亘(日本人民反戦同盟、重慶在)との接触による日本語放送 しかし、敗戦で実現せず。以下、かれへの接触先 1941イギリス在華大使 1943OSSファース准将 1944アメリカ国務省書記 また、、野坂参三を利用した、延安からの日本語放送も企画。 アップルプロジェクト」も企画された。1945・6OSS将校「延安」へ。 大日本帝国のブラック・プロパガンダとしては、占領前後のオランダ領ジャワ(インドネシア)でのラジオ放送が有名。中野学校関連で読んだ記憶がある。 現代の ブラックプロパガンダ 2002/2/19ニューヨーク・タイムズの報道 国防総省がOSSという新部局を設立。同記事、ホワイト&ブラック・プロパガンダを任務とする。結局、大統領が、この新部局の廃止J決定。国防総省が、CIAと同じことをやるのか?という批判。 田中宇「国際ニュース解説」 http://www.tanakanews.com/c0521venezuela.htm |